広島県
広島県の食文化は、瀬戸内沿岸の水産業と、都市部・港町で育った麺や粉ものの食が結びついている点に特徴があります。牡蠣やあなごを使う料理は、沿岸地域の漁業や加工の背景を伝える名物です。 一方で、広島風お好み焼きや地域ごとの麺料理には、戦後の町場の食や労働者向けの外食文化が反映されています。海の産業に基づく料理と、都市生活の中で発展した手軽な食が並行して名物を形づくっています。この背景が、県内でこうした名物が多く見られる理由になっています。
人気名物ランキング
投票数順に表示
広島風お好み焼きは、薄く伸ばした生地の上にキャベツ・もやし・豚肉・中華麺・卵を重ね焼きにする広島の粉もの料理です。具材を混ぜ込まずに層にして焼き上げることで、野菜の甘みと麺の食感が一体になったボリューム満点の一品に仕上がります。 戦後の屋台文化から広島市内で発展し、現在は市内中心部に専門店が集中するほか、県内各地で日常食として親しまれています。
詳細を見る →もみじ饅頭は、もみじの葉を模ったカステラ生地でこし餡を包んだ広島を代表する銘菓です。宮島の紅葉にちなんだ愛らしい形と、しっとりした生地と餡の素朴な甘さが持ち味で、こし餡のほかクリーム・チョコレート・抹茶など多彩な味が展開されています。 廿日市市宮島の土産菓子として明治時代に生まれ、現在は広島市内の菓子メーカーも含め多くの店が独自の味を競う広島観光の定番土産です。
詳細を見る →牡蠣は、広島湾の穏やかな海域で筏式養殖により育てられる広島を代表する水産物です。全国の養殖生産量の約6割を占め、ぷりっとした身と濃厚なうまみが持ち味で、焼き牡蠣・カキフライ・土手鍋・生食と多彩に楽しめます。 広島市・江田島市・呉市・廿日市市の沿岸で養殖が盛んに行われ、10月から3月の冬シーズンには県内各地でかき祭りが開催されます。
詳細を見る →あなごめしは、瀬戸内海で獲れる穴子を蒲焼き風に焼き上げ、穴子の骨で炊いたご飯にのせた宮島口発祥の名物料理です。うなぎとは異なるあっさりとした脂と香ばしいたれの味わいが持ち味です。 廿日市市宮島口で明治時代に駅弁として生まれ、宮島参拝客に親しまれてきました。現在は弁当のほか専門店でも出来たてが楽しめます。
詳細を見る →尾道ラーメンは、鶏ガラと小魚のだしに背脂ミンチを浮かべた醤油スープが特徴の尾道市のご当地ラーメンです。コクのあるスープに平打ちの中華麺がよく絡み、見た目ほどくどくないすっきりした後味が持ち味です。 尾道市内の中華そば店で昭和の時代から地域の味として提供され、全国的なご当地ラーメンブームとともに広く知られるようになりました。
詳細を見る →汁なし担々麺は、スープを使わず肉味噌・ラー油・花椒(山椒)のたれを中華麺に絡めて食べる広島市のご当地麺です。しびれる辛さと肉味噌のコクが麺に直接絡み、混ぜるほどに味が変化する一杯です。 広島市内の専門店から広まり、市中心部を中心に提供店が増加。広島の新しいご当地グルメとして定着しています。
詳細を見る →レモン鍋は、広島県産レモンの輪切りをたっぷり浮かべ、鶏肉や魚介・野菜をだしで煮込む鍋料理です。レモンの爽やかな酸味と香りがだしに溶け出し、こってりしがちな鍋をさっぱりと食べられるのが持ち味です。 国産レモン生産量日本一の広島県ならではの食べ方として生まれ、瀬戸内の飲食店や家庭の食卓で冬の鍋料理として楽しまれています。
詳細を見る →がんすは、魚肉のすり身に唐辛子を加えて味付けし、パン粉を付けて揚げた広島の練り製品です。サクッとした衣の食感とピリッとした辛み、魚の旨みが合わさったおやつ感覚の一品です。 広島市や呉市の蒲鉾店で惣菜として作られてきた庶民の味で、そのまま食べるほかおでんの具やビールのつまみとしても親しまれています。
詳細を見る →